鞍上無視のススメ

正確に書くと、「軸にするほど買いたい馬がいたら鞍上は無視してもいい」ってことです。
 
各騎手には買いのパターンが存在します。
長距離のノリちゃんや東京芝2000のアンカツなど。
逃げ馬の中舘や田中剛、差し馬の小林淳一武士沢友治なんかもそうですね。
しかし、これらが通用するのはあくまでヒモで考えた場合のみなのではないかなと。
これらを軸にして考えて買って失敗することがよくあるのです。
 
最近で失敗した例を挙げます。
27日の東京最終、ダート2100m。
エスケーカントリーが頭ひとつ抜けたメンバーでした。
鞍上は菊沢騎手。そんなに乗れる騎手じゃないですね。
「だったらコケてしまえ!」と思って切ったらいい脚で1着に持ってこられました。
28日の東京9R。
マイネルアナハイムが順当に勝てるだろうと僕は思いました。
しかし鞍上が「おじいちゃん」こと柴田善臣騎手でした。
それを嫌って軸から外したら、あっさり逃げ切られました。
 
このように騎手を見て失敗した例は多々あるのですが(特に小牧と角田で)、成功した例ってほとんどないんですよ。
実際この考え方で買った馬券だけを考えたら、的中率も回収率も相当低いんじゃないかな。
実際儲かってるのはラデさんくらいしか思い浮かびません(笑)
だから、予想を組み立てる時は騎手を軽視したほうが当たるんじゃないかと僕は思います。
 
7月17日の新潟8R。
買いたいと思う馬が1頭だけ(アイファーラブラブ)。
しかし鞍上は西田雄一郎騎手。連対率1割を大きく下回る、個人的には買えないジョッキーです。
「西田で来るのかあ?」と疑問を持ちつつ、他に買う馬もいなかったので、単複を購入。
結果1着、4000円のプラスになりました。
騎手を軽視して成功した例ですね。
 
もうひとつ、関連したことを。
買いたいと思った馬が1レースに6頭いるとします。
でもどの馬に本命を打っていいか分からない。
こういうときはどうしますか?
よくある失敗例が騎手見て軸にして流してタテ目です。僕も今まで何度やったことか!
天皇賞ポップロックなんてまさにそれですしね……。
対抗メイショウサムソンを本命にできれば馬単でも獲れた馬券ですからね。
やっぱり印の厚さを決めるときは、騎手を中心に据えないことが得策のようです。